人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

ひとの想い

私たちの街を問う~OPEN CAFE & くるめ街かど音楽祭~

普段何気なく通り過ぎる見慣れた風景。
   それは紛れもなく自分たちの街。

街を次世代に繋いでいくために私たちができること、考えられることはあるだろうか。

そんな問いを投げかけつつも、音楽に包まれゆったりと過ごすことができる空間が

西鉄久留米駅東口広場に生まれました。

「メリコアハンド」として出店しながらイベントを取材させていただいた

中江香織(Mellicore)がレポートいたします。

 

「OPEN CAFE」

西鉄久留米駅周辺に賑わいを創出し、東口広場の活性化と景観向上を目的とした活動です。

街を歩く人々にアンケートにご協力いただきながら開催されたオープンカフェ。
同じく東口広場にて同時開催された「くるめ街かど音楽祭」と連動して

11月3日・4日の2日間

西鉄久留米駅東口ロータリーを盛り上げました。

パラソルに木のテーブル。
まさにカフェの名にふさわしいその空間は、出店者や足を止める人々の笑顔で彩られます。

紅茶にパン、ハンドメイド雑貨など出店ブースは甘い香りと

色とりどりの商品で賑わいを一層膨らませていました。

<出店>
11月3日
 ・なおぱん×ココチ食堂~ふわふわ優しい女子パン、チキンジンジャーカレー 他
 ・インザガーデン~イギリス生まれのお菓子パスティ 他
 ・メリコアハンド~ハンドメイド作家のマーケット、経絡整体体験
 梨の王様「新高」販売

11月4日
 ・パン工房MACOCO~成功しないと持ってこないパン 他
 ・インザガーデン~オリジナルブレンドティー「インザガーデン」 他
 ・メリコアハンド~ハンドメイド作家のマーケット、小さなリース作り 他

 

パンやパスティをおいしそうに頬張るご家族。
世代問わず、安らぎ、音楽を楽しみ、味わい、笑顔になる。
2日間、そんな光景を数多く見ました。

知らない人同士も自然に相席し、

会話を交わしどんどんつながっていく様子が

「久留米」を優しい街にしていくのだろうと思います。

 

この会場では東口広場の利用方法や景観についてアンケートを実施。
多くの方にご協力いただき、街の出来事を「自分ごと」ととらえている方が多いと実感しました。

皆さん真剣に考えペンを走らせていたこのアンケート。
自転車に関しての項目が赤くなっていることにお気づきでしょうか?

実はオープンカフェ前夜、と言っても午前3時半までなので当日の朝。
いつもロータリーを埋め尽くしている放置自転車を一晩かけて撤去しました。

早朝、とても開かれた歩きやすい道路がそこに姿を現していました。

いつもこの状態であれば、カートを引く高齢者や車椅子の方、

ベビーカーを押す親子にどんなにか優しいことでしょう。

しかし、この場所が交通の基点になっているのは確かです。
時間が経つにつれ、自然に自転車の台数は増えていきました。

駅や周辺商業施設へのアクセスを考えると、ここに停めたくなる気持ちは皆さん理解できるところでしょう。
自転車のサイズなどで駐輪場を利用できない等の、やむを得ない理由もあるのかもしれません。
ただ、停めるときに少しでも街を歩く人々の顔や街の景観について思い出してもらえたならと思うのです。

ここで、アンケートでいただいたご意見の一部を紹介いたします。
放置自転問題に加え、東口広場の利用方法なども伺っています。

 

アンケートへ回答頂いた方で
・高架下、西口地下駐輪場がある事を知っている方・・58.2% ・知らない方・・・・・・・・・・・・41.8%
高架下、西口地下駐輪場を利用した事がある方・・・27.0% ・利用した事がない方・・・・・・・・73.0%
東口(駐輪禁止エリア)に駐輪した事がある方・・・・25.7% ・違法駐輪をした事がない方・・・・・74.3%
東口広場が駐輪禁止エリアと知っている方・・・・・57.2% ・広場を駐輪禁止と知らなかった方・・42.8%
東口が違法駐輪で環境が悪いと思われる方・・・・・66.4% ・広場の環境が悪いと思わない方・・・33.6%
東口にも駐輪場があった方が良いと思われる方・・・75.2% ・広場に駐輪施設はいらないと言う方・24.8%

駐輪場を利用しない理由
・地下は出し入れが危険を感じる。スペースが狭く使いにくい。
・地下の駐輪場は2段置きで危ない。、自転車の種類に対応していない。
・暗そうで恐い
・正月仕事があって、利用したかったが、休みで利用できなかった。正月も開けてほしい。
・少しの時間の買い物がほとんどなので利用しない。
 
違法駐輪をなくすお知恵
①施策
・東口を有料にして、今の地下と高架下を無料に!(近いところがタダで、遠い所が有料これが間違い)
・防犯カメラをつけていますよという看板を設置する。
・20~30分なら駐輪代を無料にしてほしい。
・ご自由にお持ち下さいの看板を立てる。
・花畑のように無料にしたら良い。
・有料チェーン式にする。
・毎日徹底的に撤去する。
②環境を変える
・全部芝生 ・見栄えのよいものを
・花壇にする。(プランターを設置する。)
・椅子があると良い ・利用時間が短い人は東口駐輪場は必要です。
・駐輪スペースをなくす(花壇or有料駐車場の設置)
・地下へエレベーター設置。駐輪場のスペースを広げて、明確な禁止を表示する。
・ロータリーの二階部分は人の少ないので、そこに駐輪場を作ったら良いのでは。
③啓蒙
・地域の方の声掛けなど
・個人のモラル
・違法駐輪を撤去して、住みやすい街に。
・ポスターを使う。
④取締の強化
・罰金100万
・撤去
・取り締まりの強化
・車の駐車違反の様に罰金を取る。
・警備員! (係の方がいたらよい。)
・完全撤去 ・自転車の鍵没収
⑤その他
・管理を十分されているので良いと思う。ありがたいと思う。
・きれいに並べられていますね。
・女性、男性とも、東口広場へ常設のカフェや花と緑の公園を望んでいる。
 
その他のご意見
・歩道部分の通りを良くしてほしい。自転車に乗って来る人がいて危ない。
・駐輪禁止場所と駐輪場が分かりにくい。
・駐輪場が年配者は使いずらい。
・人が集まる場所にして欲しい。
・駐車場を、もう少し安くして欲しい。
・花時計とか、楽しい音の出るものがあると良い。
 

地下駐輪場の使い勝手の悪さや、駅の東南にお住まいの方にとっては、

西鉄久留米駅の東口に、駐輪場が欲しいですよね。

たくさんの商業施設もありますから、「短時間駐輪場」や、

お子様連れやお年寄りに優しい「おもいやり駐輪場」、

そんな施設や緑の広場を作って違法駐輪の無い、モラルの高い広場に!

ゆっくりと回遊できる環境が欲しいものです。

 
 
 
この子達が大人になったとき、私たちはどんな久留米をその手に渡してあげられるのでしょうか。
今回は東口広場について考えましたが、
それぞれの地域についても「自分ごと」にできるきっかけになればと思います。
 
そんな思いを持ちつつも、ゆったり時間が流れるオープンカフェは存分に楽しみます。
 
会場横には「くるめ街かど音楽祭」のステージがあり、生の歌声が響いていました。
 
 
こちらは2日目に登場した渡辺真生さん。
可愛らしい容姿とは裏腹にパワフルな声とこぶしで演歌を歌い上げ、会場中を魅了します。
他にもくるめに縁のあるアーティストがたくさんステージに上がり、
普段はロータリーとして通り過ぎる場を完全にLIVE会場として創り上げたのでした。
 
お客様もノリノリ!
振り付けや手拍子でアーティストと一体となり盛り上がっていました。
きっと通りかかっただけの方もいらっしゃったでしょう。
音楽と言う久留米のひとつの誇れる文化に、吸い寄せられるように集った人々を
目の当たりにし、ここでもまた街の優しさを感じたのでした。
 

みなさん追っかけまでいる大人気アーティスト。
その歌声を生で、しかも無料で聴けるなんて!
会場の隅で写真を撮りながら一人感動する記者なのでした。

「私たちの久留米」

私たちが暮らす街を守り、そして発展させていくのは他の誰でもない、

私たち自身です。
子の世代、孫の世代にも久留米の街に笑顔が溢れているように。
そんなことがときどき頭の片隅にふとよぎるような私でいたいと思います。

今が素敵だと思うからこそ。
街に誇りを感じるからこそ。

オープンカフェは続くのだと思います。

文・写真:中江香織
 

 

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