人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

ひとの想い

【ほとめき男子】No,025 「A COMMON BEAT」 中尾 優介

街のほとめき男子図鑑

100人100日ミュージカル「A COMMON BEAT」久留米公演 仕掛人 

秋も深まってきた11月。
25人目となるほとめき男子は、ミュージカルで久留米を魅了した、熱い男でした。

【図鑑No.025】
100人100日ミュージカル「A COMMON BEAT」

久留米公演 仕掛人(久留米アンバサダー)
中尾 優介(なかお ゆうすけ)

【発掘エリア】(ここに来たら会えます)
久留米市

【年齢】27歳

【血液型】O型

【身長】170㎝

久留米を盛り上げたい”

その想いをカタチにしたのが1年前。
ここ久留米に新しくできた久留米シティプラザのこけら落とし公演で『100日100人ミュージカル』を創りあげたのが、今回のほとめき男子中尾さん。

「やってみないと何も始まらない!」
だったら、「やりたいことをやろう!!」

面白いこと、ワクワクすることを僕はこれからも久留米で続けていきます。

と、カメラを向けるとどんなところでもポーズをきめてくれる中尾さん。満面の笑みと共に熱い想いを、みなさまの元へと届けます。

100人100日ミュージカルを久留米でやりたいと思ったきっかけは何ですか?

4年前、博多のキャナルシティ劇場で開催された100人100日ミュージカルにキャストとして出演したことがきっかけに。
当時社会人2年目だった中尾さん。仕事ばかりの毎日に、充実感はあったのだけれども、どこか物足りなさを感じていたそう。
そんな時に、土日を使って仕事以外の刺激を得たいと思って参加した100人100日ミュージカル。
休みの日はほぼ練習。しかし、日常とかけ離れた日々に、とにかく満足していたと語ってくれました。

中尾さんの想いはさらに膨らんでいきます。
キャストで出演するのではなく、自分で“創りあげたい”

そう思った中尾さん。
その翌年、同じキャナルシティ劇場にてこのミュージカルをプロデュースする側に立つ。

そして、そのミュージカルを、生まれ育った久留米でも開催したい。しかもせっかくやるなら、オープニングにドカン!!と。
その想いが念願叶って、2016年9月に実現しました。

久留米を盛り上げたいという想い

面白いことをやっている人、美味しい料理、農作物、伝統工芸、様々な資源が溢れる久留米。
その分野に精通した人同士は繋がっていて、盛り上がっているかもしれません。
でも、僕は内輪だけで盛り上げる久留米ではなく、世代も性別も分野も地域も越えた色んな人たちを巻き込んで盛り上げていきたい!!
そう思っています。

ミュージカルがやりたい!そういうわけではなく、僕にとって久留米を盛り上げるツールが、たまたま“ミュージカル”だったんです。

せっかくやるんだったら、本気でミュージカルにも、プロジェクトにも向き合いたい!
参加する人達に、味わったことのない感動を体感してもらいたい!
そして何より、このプロジェクトに関わった久留米の方々の笑顔が見たい!

もちろん、そのためには僕自身が楽しむ。
ということを1番大事にしていました。

ミュージカルを創りながら、街と一緒に色んな仕掛けをしながら、とにかくこのこけら落とし公演を成功させるんだ!!

そう強く思って取り組みました。

キャストは100人ですが、それを支えるスタッフや技術の方を合わせると、250人の仲間によって創られたミュージカル。
更に観客の方々も合わせると約4000人。

久留米での100人100日ミュージカル大成功!という達成感ももちろん嬉しいんですが、一つの目標に向かって仲間と向き合い、取り組んだその過程が一番宝物なんだと改めて気付いたことに「やっぱり、やってよかった!」ということと、関わって頂いた全ての方への感謝の気持ちでいっぱいです。

これってお金に変えられない価値じゃないですか?

と、まぶしい笑顔で語る中尾さん。取材をしていて本当に久留米を愛しているんだなと感じることができました。

そんなミュージカルがまた久留米で開催されるそう。
来年、2018年9月に久留米シティプラザに帰ってくるんです!!

キャストとして出演したいみなさん、中尾さんの熱い笑顔にふれてみたいみなさん、年明け頃から出演者の募集がスタートするとのこと。この機会に是非参加してみては~!?

中尾さんがこれからやりたい、ヒトとモノとコトの『つながりをつくる』こと。

実家がお米農家だという中尾さん。

ここ久留米でお米を育てています。“ミュージカル”というツールで久留米を盛り上げるように、“お米”で久留米を、そして家業も盛り上げたい。

久留米を盛り上げたい!って言ってるけど正直ツールは何でもいいんです(笑)
誰かが何かしないといけない。
だったら僕が楽しんで、めちゃめちゃHAPPYな気持ちで、これからも率先してやっていきたい!

そんな僕をみて、一緒にやってみたい!
と思ってくれる方々、巻き込まれてくれる方々がいてくれたら本当に嬉しいです。

新しいことをするとき、ものすごくエネルギーがいるけど、どんな時でも『楽しむ』。
これだけはいつも自分の中で大切にしています。

そして、何事も僕一人では決して出来ません。
だからこそ仲間を大切にし、感謝の気持ちを忘れないようにしています。
ミュージカルを通じて体感した仲間の大切さ。同じ目標に向かって取り組んでいく一体感。

本業では、社員教育等の人材育成事業のお仕事をしている中尾さん。
ミュージカルプロデューサーとしてミュージカルを創りあげてみて、『ミュージカルで体感したプログラム』を仕事にも活かしていきたい!と。

社員研修の一貫として色んな個性の方が、ミュージカルに取り組むプログラムを提案していきたいそう。
異業種の人同士が同じ目標に向かい合うことで、通常の社員研修では得られない感情や、思考が培われるのではないかなと。

実は、私も昨年の「A COMMON BEAT」久留米公演を拝見させていただきました。
若者が目を輝かせながら自分の役割を全うして行く姿。
思いっきり身体を使い、大きな舞台で表情も演出の一部として完成されている。
今まで、演技もしたことがない人達が出演するミュージカルとは思えない迫力に感動を覚えました。

中尾さんが熱く語っていた意味。
ミュージカルをツールとしてこの街を元気にしていきたい!
その想いは、ココから。
若者が大きく価値観を変えていく体験型の人材育成であると実感させていただきました。

久留米を盛り上げたい。
そんな想いを次々とカタチにしていく中尾さん。
今度はどんな想いをカタチにしていかれるのでしょうか。

 

文・企画:國武 ゆかり
写真・編集:中村 路子

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