人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

ひとの想い

ふれあう街くるめ。人のぬくもりを感じるオープンカフェ。

10月末の週末、西鉄久留米駅東口広場は空気の冷たさも忘れさせるほど暖かい空間になりました。

そこは「オープンカフェ」。

音楽とコーヒーの香りと行き交う人々の笑顔。まるで時間が止まったかのようなゆったり感。
そこには久留米の街とそこに住む人を想うやさしい温もりがあったのです。

 

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10月29日(土曜日)30日(日曜日)の2日間、西鉄久留米駅東口広場はいつもと違う光景が広がっていました。この週末はハロウィン前のわくわくとオープンカフェのほのぼのした空気。

日常に溶け込んだカフェと非日常を楽しむハロウィンの、相反するようでマッチした独特の雰囲気が久留米の街になじんでいる気がします。

東口ロータリー内(岩田屋久留米店新館のお隣)にあるビストロPACCOpiccoloさんのコーヒーやカレー、Mellicoreさんの子ども向けワークショップやハンドメイド作品の販売で地域の人々の交流がどんどん膨らんでいくよう。

「おいしいね」

「あったまるね」

カフェのテーブルで相席になった初対面同士でもそんな会話が自然と生まれます。

 

実の姉妹とそのおじいちゃんのように見えるこの1枚。

実際は3人とも全く血の繋がりがありません。こんな自然なショットが撮れるのもオープンカフェの空気感がなせる業。

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この日は「ビーフカレー」の他に、この日限定のバケットサンドや種類豊富なソフトドリンク、そしてビールやワインなどの音楽にあうお酒などで、心もお腹も満たしてくださいました。1枚から買うことができるクッキーは子ども達に大人気。

北野町の森光牧場の絞りたてのジャージー牛乳を使ったパンナコッタは、驚くほど濃厚な美味しさ。

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Mellicoreの手作り雑貨やワークショップは親子で楽しめる内容。

29日のくるみボタン作りは名前も入れられてプレゼント用に複数個作られる方もいらっしゃいました。冬物の子供服やアクセサリーも大人気。ここでも作家さんのぬくもりが感じられます。

ところでオープンカフェって?

不定期に開催されるこのイベント。その目的はどこにあるのでしょう?オープンカフェの運営スタッフの木村真也さんに伺ってみました。

オープンカフェをやると街はキレイになっていく。個人的に思うのは、東口広場は街のこれからをつくっていく場所。そこにいろんな世代の賑やかな声がステキに交ざるオープンな場所があればいいと思います。久留米に初めて来た人や久しぶりに帰って来た人が、“街の今と出会う”大切な場所だと思うのです

実はこの場所って、日が当たり風が通り抜けます。コーヒーの香りや心地良い音楽、そして笑い声が似合います。そこで出会った店員さんが感じよく、会話が弾む。自分のちょっとしたプライベートな時間を楽しめる。『これからどこ行こう』と楽しくなる。週末のゆるやかな空気を楽しめるのもオープンカフェの良さだと思います。人と人の、足休め、心休め、羽休めになって、つかの間のあったかい時間になって、いいスタートにつながるといいなと思います。

この場所で不定期でカフェを運営しながら『私だったら東口広場をどう使う?』こんな内容のアンケートを実施しています。アンケートって“私達の住みたい未来の街のカタチ”を一緒に考える、街の声を活かしていく手段。頂いた大事な声のひとつひとつは、WeLOVE久留米協議会を通して、東口広場の未来像作りや開発に活かされます。


オープンカフェの目的のひとつ、アンケート。それすらも東口広場の未来を見据えた、コミュニケーションの手段なのですね。では、実際にそのアンケートを通じて街の人と会話している方はどう感じたのでしょう。

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スタッフの真辺優希さんにお話を聞きました。

今回のオープンカフェでは、今までにない新しい考えが多かった気がします。例えば「東口広場という名前は馴染みがないから名前を変えてほしい!」「むしろ、何も作らないでほしい。ごちゃごちゃしているのは嫌だ!」などなど。毎回様々な考えを聞けるところがオープンカフェの魅力だなと感じました。

また、色々な方とお話させていただく中で、皆さんに共通することは久留米の街が大好きだということに気付きました。その熱い想いを聞けて、私自身もすごく良い体験ができました。


真辺さんもまた人々の久留米への愛を感じていたようです。街に住む人が街を想う。素敵なことですね。

では出店者さんは何が見えていたのでしょうか。Mellicoreの牛島敦子さんはこのようにおっしゃっています。

生の音楽にターミナルを行き交う人の歩が緩み、足が止まり、場を楽しむという素敵な空間がありました。オープンカフェではゆっくりとその音楽について話せました。また、室内ではあまり見かけない「相席」がごく自然に行われていて、これもオープンカフェの魅力のひとつだと感じました。


確かになかなか相席は見られませんね。

自然に同じ席につき、自然に会話が生まれる。こんなふれあいが意識せずともできてしまう空間とは実はものすごいのかもしれません。

さて、さきほどからちょくちょく出てくる「音楽」というワード。

CDなどでBGMを流している訳ではありません。先ほどの牛島さんのコメントにもあったように生の音楽が会場を盛り上げてくれていたのです。

同時開催「くるめ街かど音楽祭」

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久留米市内各所で開催されていた「くるめ街かど音楽祭」の会場のひとつが、西鉄久留米駅東口広場。

たくさんのアーティストさんがその素敵な歌声や演奏で街の人々を魅了しました。いつもの場所を通るだけでライブが聞けてしまうなんて!

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生ライブは迫力たっぷり。

出番を終えたアーティストさん達もオープンカフェ会場内で楽しんで行かれる姿も見られました。そんなアーティストさんの声を聞くことができました。

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ーー鹿児島から出演、風街楽団のかおりさんーー

2年とも同じ場所で「ただいま〜」という感覚。くるめ街かど音楽祭は、去年に続いて2回目の参加でした。 楽しい思い出がたくさんだったので、今年もまたエントリーをさせていただきました。 去年、久留米でライブをするよと鹿児島の友達に話すと、新幹線日帰りで応援に来てくれました…久留米は鹿児島からも新幹線で日帰りで来れる所で、JRから、西鉄久留米駅まで、歩きながら観光してライブに来たようでした。これは音楽祭と観光が結びついたいい例になってるような気がしました。

久留米は大きな街と自然がすごく近くにあるなぁと。『改装中だけどいいところだから』とスタッフおすすめの高良大社に行ってみることにしました。高良大社は130段のなが〜い階段を上って、一息ついてお詣りをして、御朱印をいただきました。展望台から見た景色は疲れを癒してくれました。

高良大社のあと、少し3号線を下ってみることに。以前から気になっていた「白い像」の探検。高速からいつも見ていた「白い像」は遠くからだったので、ずっと「マリア様」だと思っていましたが、成田山の観音様。近くで見たら、本当に大きくてビックリ。一見の価値あり〜という感じでした。


街とカフェと音楽はつながっています。そしてこの場所から久留米は広がります。またこの場所に来て、次回もまたディープな久留米をお楽しみ下さい。

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アーティスト、街を行き交う人、スタッフ。年配の方や赤ちゃんを連れたご家族まで、全く垣根がないのもまたオープンカフェの魅力のひとつ。普段は話すこともないちょっと嬉しい出会いの場がここにあるのかもしれません。

西鉄久留米駅は3万人以上の乗降客が毎日行き交います。バス、自転車、徒歩、タクシー。岩田屋久留米店は久留米で唯一の百貨店。その隣のロケーションのいい広場が西鉄久留米駅東口広場なのです。

みなさんは久留米のこの風景にどのような未来を描きますか?

芝生があって木陰があって安全にゆっくりできる公園。
ステージがあって、音楽をやりたい人も聞きたい人も楽しめる場所。
ここで会いたい人と待ち合わせをして出会いの時間を過ごせる場所。
意外な出会いもある、新しい発見の生まれる場所。
美味しいコーヒーの香り、それにピッタリの飲食、その時間を楽しめる空間。
あたたかい日差しや風、鳥の声、季節を楽しめる五感も嬉しい場所。
『来た時より美しく』と、どんどんキレイになっていく場所。
なんだか、わたしの久留米の自慢できる場所。

実は久留米に実現していくひとつの物語かもしれません。
また東口広場にオープンカフェが開催されたら、
そのゆったりとした独特の空気感をお楽しみ下さい。

文・写真   中江香織

 

 

 

 

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