人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

ひとの想い

【岩田屋つながる】百貨店だからできる紳士肌着 深浦さおりさん

風が気持ちいい西鉄久留米駅東口の空中回廊。
そこから岩田屋久留米店新館2階の広場側玄関から入ってすぐに
その紳士肌着売り場があります。

その売り場で働く深浦さおりさんが今回の主人公です。

突然ですが、

男性の方は普段インナーを買うために、百貨店を利用されるでしょうか?
紳士肌着・靴下・パジャマは量販店や衣料品店でいくらでも入手でき、その上価格も安いです。
では、百貨店の提供している品物って何でしょうか?それは『品質の高さ』そして『百貨店の人』。
最近では、こだわりや高品質の商品をお求めの方や、大切な方への贈り物で来られるお客さまも多く、
接客の会話の中から本当のニーズにつかみ、数多い品揃えの中から、その人にピッタリの最適の一品をご提案するのです。

人と商品の間を、感動でつなぐ百貨店の仕事。

お客さまのお声や時代の流れに合わせてコンセプトを企画し、商品の仕入れや販売促進、「お客さまの想い」に応えていく売場づくりをする深浦さん。そこには、物事に実直に向き合う姿勢と、トライ&エラーで積み上げた深い信頼がありました。

レポーターは、人の心の奥を捉える事が得意な東ゆかさんです。

本当のスタイリストとはエンターティナーかもしれない。
お客さまやそれに関わる人の“感動にアプローチして
信頼という新しい縁で世界をつなぐのである。

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颯爽と現れる深浦さおりさん。

新館2階の紳士肌着売り場。待ち合わせに、時間ピッタリ、走って颯爽と登場された深浦さん。初対面の印象は気持ちのスッとしたカッコイイ女性の代名詞のような方です。

きっと誰もが頼りたくなるような信頼感、仕事を任せても大丈夫だという雰囲気が全身からみなぎっています。今回は女性から見てもカッコいい深浦さおりさんにインタビューしました。

人との出逢いが楽しい。広がっていく出逢いが楽しい。

「人との出逢えることが楽しい・広がっていく出逢いが楽しい」とハキハキとした口調で話される深浦さん。それは、お客さまとの出逢いも、一緒に仕事をしている仲間も、仕入れに関わるメーカーさんとの出逢いも含まれます。

「商品を買わなくても会いに来られるお客さまもいらっしゃる、お会いしない日が続くと元気かな?と気になります。」とおっしゃいます。お話を聞いていると、深浦さんに会いに来られる顔なじみのお客さまは、深浦さんが別のお客さまと接客をしていたら、声をかけずに遠くから見守ってくれ“また機会がある時に”と行かれるそうです。「言葉を交わさなくても、顔を見れただけで嬉しい。」心がホッと温かくなる光景です。

深浦さんは、昔、岩田屋久留米店の紳士肌着売り場で働いていました。子育てを機に一旦、岩田屋から退職されたそう。知り合いの方から、「また岩田屋久留米店でどうか」と声をかけられて岩田屋に戻って来られ、数年ぶりに紳士肌着売り場に戻り、お仕事をされています。

紳士肌着を普段から使ってみて、着た肌感をお客さまに伝える。

深浦さんが働いていらっしゃる場所は、紳士靴下や下着やパジャマなど男性が普段肌に触れるものを取り扱っています。売り場で働く人の大半は女性従業員。お客さまに着ごごちをご紹介できるように、実際に紳士用品で女性が着られそうなものは、普段から試してみるのだとか。

「えぇ本当ですか!」と驚くわたしをよそに、潔く「そうですよ」と答えられる深浦さん。

「みんな陰ながらの努力があるんだなぁ(涙)」と思ってしまいます。深浦さんは“あら?そう?”むしろそれを楽しんでいるようです。実は紳士肌着は優れた機能や選び抜かれた素材など、製品のこだわりや魅力が沢山。品質が高いと奥が深い世界なのです。

スタッフ皆さんが試着してみて良かったものに、パンツスタイルにいい「通気性が良くてお勧めのステテコ」があるそうです!詳しくお知りになりたい方は、深浦さおりさんまでご確認くださいね(*^_^*)
ちなみに紳士肌着を試着したことで、意外に女性にお勧めできる紳士肌着もあるそう、これもお問い合わせください。

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みんな一緒になって楽しむ、一体感が好き。

プライベートでは、息子さんの野球をサポートする役割もされていらっしゃいます。時にはアナウンスもされることも!また、すすんで幹事になることも多いとのこと。幹事役は、お店を選んだり、人の出欠をとったりキャンセルが出たり、当日その会の終わりまで気が抜けない役割。あんなに楽しいことを、なぜやらないのか不思議と話されます。

正直、幹事が苦手だと言われる方も多い中、その役割をとっても前向きに話されます。人を喜ばせ、みんなと一緒に過ごす時間が好きだから・みんな一緒になる一体感が好きだからという理由でそのことを楽しみます。お仕事にプライベートに走り回っていてとってもパワフルな深浦さんです!

シャツを着たら、それ似合うねと周りから誉められた。

深浦さんは、その人にぴったり合う商品をご案内していくことを心がけていらっしゃいます。ある男性のお客さまがご来店され、その方に似合うシャツをご案内され、そのシャツを購入されたそう。後日、お勧めのシャツを実際に着てみたら、そのお客さまの周りにいる方から誉められることが多かったそうです。

「そんな話を聞くと、やっぱり嬉しいです。」と深浦さん。お客さまの一人ひとりの個性を見て、顔うつりを見て、時には持っていらっしゃるお洋服のアイテムを把握しておくこともあるそうです。

自分に置き換えると、購入した洋服を着て、周りのみんなから誉められたら絶対に嬉しいです。特に新しい分野の洋服や着たことがないような色みの洋服を初めて着る時はきっとドキドキするでしょう。そんなとき周りのみんなからの「似合うよ!いいね!かわいいね!」という言葉はどんなに嬉しいでしょうか。

この心がけは深浦さんに限ったことではありません。売り場のスタイリスト(岩田屋では販売員をこう言います)はそれぞれに、お客さまに向き合い、その人自身が引き立つように仕事をされています。

びっくり登場、深浦さんの上司、福井さん

深浦さんのインタビューをしていて思ったことは、的を得た会話をされるということ。こちらの質問に脱線することなく答えは、無駄なくシンプル。結論を先に話し、相手が興味を示したら深く内容を話していく。きっと仕事でも、お客さまからのご質問に対しても、的確にスムーズなご案内をされていらっしゃるのだと感じました。

インタビューが終わりに差し掛かり、機転を利かせた深浦さんは、ご自身の上司にあたる福井さんを呼ばれました。自分のことを自分で話すより自分の上司から聞いた方が、もっと分かるはずと思われての行動。

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突然呼ばれた福井さんがお仕事の合間をぬって、来てくださいました。

深浦さんの強みは元気の良さと
挨拶という絶対的に大事なものを常備している。

さらに、「トラブルがあっても安定感があり、現場に近いところにも居てお客さまからもスタッフからも絶対的な安心感がある」「深浦さんの培われてきた経験とお客さまの声をもとにバイヤーやマネージャーにお買い場(岩田屋では売り場のことです)について商品を今出すのか、もう少し後で出すのかタイムリーに話すことができる」ということでした。

突然、呼ばれてお話しをして下さった福井さん。深浦さんとの信頼という関係がきちんと築かれている証のような一シーンでした。

深浦さん福井さんお忙しい中の取材ありがとうございました。
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さてこの記事は、『日野則子さんの思うステキな3人の紹介』から生まれました。
やはりいい人はいい人を知っていました。
読んでない方はコチラの記事を・・・その中で日野さんは、深浦さんの事をこう書かれています。

責任感があり、熱心そして実直。この方に任せたら大丈夫と信頼している人。この方に伝えれば現場できちんとしてくれる。真面目で頑張り屋で信用がある。良い意味で分からないことがあったら、くいついてきてくれる方。

Q,深浦さんの思うステキな3人をご紹介ください。

【1人目】紳士服売り場 畑さん(はた)

紳士服売り場のハキハキ明るい素直な女性。この子は今後一体どう成長していくのだろうか?という期待感がある。若い頃の自分を見ているよう。

【2人目】アクアスキュータム(Aquascutum) 外販 田中さん

お客さまとの信頼性、外商との信頼性がある。

【3人目】ダーバン 店長 鶴さん

素直で前向きなソフトイケメン。お客さま一人ひとりに対して見立てがいい。鶴さんがお勧めされるからという理由で購入される方が多い。お客さまからの信頼がある。

取材・記事 東ゆか

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2015年6月の記事から・・・

むすび

深浦さんを取材してとっても気持ちのいい人だなと思う。
前のめりな姿勢、そしてよく笑う。
話に無駄がなく、的を得てかつシンプル。
それは、相手を楽しませお互いの時間を大切にする配慮なのかもしれない。
また、仕事を心底楽しんでいる。
だから、深浦さんに頼んでおけば大丈夫という安心感や信頼につながっているのだろう。
そんな意味でも、深浦さんのやる幹事も気になります(笑)。

百貨店だからこそ提供できる価値や文化をきっとよく知っている。
そうやって良い売り場は様々な人で作られていく。

まだまだ岩田屋久留米店にはステキな人がいる。
久留米だからできる地域での百貨店の本当の価値。そこに確かにありました。

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