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【写真で綴る】2018年1月26日。筑後の新しい働き方や暮らしをつくる@成長型シェアオフィスMekuruto


写真で綴る久留米の「今」。

筑後には写真に撮りたくなる今がある。
伝えて、残していきたい今がある。
この特別な一瞬一瞬の連続は、きっと大切な宝物

Vol.1は、2018年1月26日にJR久留米駅から徒歩8分の場所(中央町交差点・縄手付近)にオープンした、民間シェアオフィスMekurutoさんに伺ってきました。今回の、写真で綴るつながる図鑑は、グランドオープン当日(2018年1月26日)の様子からお送りします。この一枚一枚の写真には、地域の未来にとって、特別な意味があるのかもしれません。


『Mekuruto』は、「久留米=く・る・め」の文字の順番を入れ替えたもの「め・く・る」に、筑後弁の「〜と」の「to」をつけたもの。本のページを1ページずつめくるように久留米から、九州へ、西日本へ、そして世界へと物事を変えていければという願いが込められている。


オープニング当日の朝10時頃。来客者と一緒にMekurutoのパンフレットを折っていく。地域に関わる人が増えれば、マチにも幸せと笑の粒が増える。この場所から地域という枠を超えた連携は生まれていく。

Mekurutoのアクセントカラーとして壁にあしらったピンク色は、「 Mekuruto Camellia ( メクルト カメリア )」と呼ばれている。江戸時代にシーボルトが久留米椿「正義」を欧州に持ち帰り、世界的な椿ムーブメントを興した。 Mekurutoは地域資源をめくっていく価値観をもつ。そんな逸話を持つ椿の「生来の価値」を表現した色合い。


民間のシェアオフィスMekurutoは、JR久留米駅そばの古いビル(第一田中ビル)の2階スペースをリノベーションして(もう一度活用すること)生まれた。JR久留米駅から徒歩約8分、中央町交差点そば九州個別指導学院久留米中央教室の隣の入口より2階へ。

Mekurutoを運営する、まちびと会社 visionAreal ( ビジョナリアル )のおきなまさひとさん。

 


右は、久留米で会社設立をしたゲーム・音楽・映像&アニメ・ラジオ・イベントの仕事をする株式会社Constantina.代表取締役の小柳さん。これまで誰も想像してなかった化学変化を起していく働き方の拠点。人と人の可能性を再編集して発信していく場所。


Mekuruto=めくると。そのコンセプトは、“ちくごエリアの新しい働きかたをめくる”。これって、ひとりひとりの世界を広げていく物語の1ページをめくること。Mekurutoのグランドオープンを祝う、誕生ケーキ。


オープニングの乾杯直後の様子。Mekurutoは、第一田中ビルのオーナーさんも含めて「福岡移住計画」と「久留米移住計画」が協働で運営。みんなで一緒になって地域の主人公たちをつくっていく。参加者もこれから関わる人も、地域で生きる主人公になっていく。


久留米移住計画代表の半田啓祐(はんだけいすけ)

さん。地域エリアの「自ら稼ぐ力」や「地域の価値」を高めるために、賃貸物件のリノベーションやコミュニティマネジメント業務、DIYワークショップの企画・運営を行う。約一年半前、Mekurutoの計画当初から関わり、プロの職人集団と一緒にリノベーションを担当。

久留米やその周辺には、おもしろい場所、おもしろい人がたくさんいる。独特のゆるやかなリズム、朴訥(ぼくとつ)な印象の半田啓祐さんと久留米の話すと、このマチにある豊かな可能性に引き込まれる。彼は、永住できる本当の地域のポテンシャルと、その先の数十年後のマチの姿をしっかり見据えている。


Mekurutoの中には本棚でできた小屋がある。その本棚には、一冊一冊寄贈された大切な本たちが並ぶ。人の大事にした本は自分とは違う価値観や理由が宿っている。本の出会いも人との出会いもタイミング。ここで手に取れる本もなにかのご縁。他の人にぜひ薦めたい大事にしている本を、持ち寄るといいのかもしれない。


世界的舞踏表現家・ダンサーの良香(りょうこ)さん。普段は、関東を中心に全国で仕事をする。久留米は、おかえり。ただいま。いってらっしゃい。の声がするくつろげる大好きなマチ。熱い方々、時には暑苦しい方たちとまた会えるマチ。



福岡移住計画より、苅竜也(かまかりたつや
)さん。「地域の新しい顔となる、多様な人が集える場所にしたい」とオーナーさんから相談を受けこのプロジェクトは始まった。鎌苅さんは福岡市から筑後エリアの可能性をサポートする。移住せずとも、それぞれの距離感で一緒に関わって楽しんでいける。


鎌苅さんの考えるMekurutoのこれからのイメージを紹介したい。

朝の光が差し込み、いいコーヒーの香りに包まれ、面白い本に囲まれ、軽やかな音楽が流れている。この場所に関わる人たちの挨拶の声が溢れ、地域の可能性を見据えた人の紹介が溢れ、アイデアの声が溢れている。その会話があったかく心地いいなと感じ仕事のはかどる場所。人と人の距離が近すぎず遠すぎずちょうどいい距離感があり、お互いに刺激しながら働く場所。地域メディアの新しい概念さえもつくっていける場所。自分も人も新しい1ページをめくりやすい、応援し応援される場所。みんなで仕事をつくり、マチをつくっていける場所。


左 楽しく商売を作っていく、株式会社エリム代表取締役の中島眞樹雄さん。右 地域間の視点からこれからのおもしろい久留米を話す101DESIGN Co., Ltd.の河東実さん。多世代他業種&地域間交流の大交流の交易起点。ソトとナカの境界線もない新しい働き方はきっと生まれる。


ソーシャル&エコマガジン「ソトコト」2018年3月号は、久留米の今が表紙。

特集は、地域と関わるローカルプロジェクト。地域を愛して、心からそのプロジェクトを楽しむ姿勢はみんな同じ。マチまちをふくよかに変えていく、ローカルプロジェクトの特集。

この中で、近年の久留米の動きと久留米の人が紹介されています。この表紙の舞台はシェアオフィスMekuruto。全国の書店で手に入れ、読むことができます。


Mekuruto
〒830-0023 福岡県久留米市中央町11-1 第一田中ビル2階
(JR久留米駅東口から約10分 中央町交差点そば)
平日/10時〜17時(スタッフ受付)
定休日/土日祝
Email・お問い合わせ/ info@mekuruto.com
ホームページ/mekuruto.com

いってらっしゃい。おかえり。
そんな人の声が聞こえてくる久留米の今でした。

次はどんな景色(写真)を残していけるのだろうか?

企画:なんり まさひで
編集・写真:木村真也 田中宏政

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