人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

カルチャー

松師古と仲間たちによる子どもたちの発表会「ぼくらの愛」

「子どもたちのやる気を待つ。」

松師古(しょうしこ)先生はそうおっしゃいました。

会場を埋め尽くす子どもたちの作品はまさに「やる気」と「愛」に溢れています。

 

ここは岩田屋久留米店新館4階催事場。

その姿は愛に満たされた空間に変貌を遂げていました。

 

開催されているのは『松師古と仲間たちによる子どもたちの発表会「ぼくらの愛」』

子どもたちの書や絵からはまさに「愛」を感じ取ることができます。

 

 

きっと大切な誰かとの約束があるのでしょう。

田舎のおじいちゃんおばあちゃんに逢いに行くのでしょうか。

それとも夏休みに友達と遊びに行く約束?

見ている私たちまでワクワクしてくる作品が所狭しと展示され、童心に返してくれるよう。

 

ひまわりの絵も心なしか色味が優しく感じます。

夏の思い出の一片をこっそり覗き見させてくれる、作者との内緒話であるかのようなくすぐったい感覚になります。

 

こちらは世界に1枚だけの手描きTシャツ。

洗濯しても落ちない塗料で描かれたTシャツは、自分で身に付けとっておきの場所へおでかけするのか、はたまた誰かへの心のこもったプレゼントか…。

キャラクターたちの優しい眼差しもこれまた「愛」。

 

来場者への愛も。

大人も子どもも楽しめるスタンプ絵はがき作りは、様々な形のスタンプを組み合わせ、自分のイマジネーションそのままにはがきを作ることができます。

今年の暑中見舞いはこんなかたちの「愛」を届けるのも素敵です。

 

もうひとつ、来場者を驚かせる演出。

会場の入り口から中ほどまで、松師古先生の作品で創りだされた動物園が広がります。

ゴリラ、ダチョウ、ヒョウ、ライオンなど、墨だけで表現された迫力ある、そしてどこか優し気な瞳の動物たちが出迎えてくれます。

 

パンダの兄弟たちも松師古先生ご本人も「愛」を体現しているよう。

その雰囲気にどこか共通点を感じてしまうのはきっと記者だけではないはず。

 

そんな子どもたちの気持ちや成長に寄り添う松師古先生と13名の講師の方々がこだわって創り上げた会場。

愛を受け、そして与えながら力強く育つ子どもたちの表情豊かな作品たち。

是非ご覧ください。

 

『松師古と仲間たちによる子どもたちの発表会「ぼくらの愛」』は岩田屋久留米店新館4階催事場にて7月26日(水)から7月31日(月)まで。

 

夏の芸術、お楽しみください。

会場

岩田屋 久留米店 新館4階
 特設催事場

岩田屋久留米店フロアマップを見る(新しいタブが開きます)

 

文・写真:中江香織

 

 

 

この記事へコメント

Facebookにログインすると記事へコメントできます