人と街とモノをツナゲル つながる図鑑

カルチャー

北は岩手、南は宮崎。全国の職人が岩田屋久留米店 本館9階に大集結!

期間限定 | 2017.01/18[水] − 2017.01/23[月]

1月18日水曜日より岩田屋久留米店

本館9階催事場で開催されてます【職人の技展】

思いと技術をもった たくさんの 職人さんを、どうしたらこちらのつながる図鑑でご紹介できるのか。

全国から32店舗。時間の限り取材させていただきました。

お一人お一人の思いが溢れ、長時間にわたる店舗も。

まずは今回遠方から来てくださった石川県は金沢から加賀百万石の商家の風習である

『トイレの神様』を作られている

神棚店の【松崎神堂】さん

♪トイレにはそれはそれは きれいな神様がいるんやで

の記憶にも新しい上村花菜さん『トイレの神様』(2010年発売)。

この歌でそれまで細々と販売していた こちらの作品も知れ渡り売り上げ数が拡大。

メディアでも次々ととりあげられ、近年では昼ドラマ「花嫁のれん」(2015年放送)でも題材として使われたそうです。

こちらの本家トイレの神様の職人の松崎さんもほんとに嬉しかったそうです。

そもそも、この「トイレの神様」とは、江戸時代から続く、飾る人形ではなく

五体満足、健康の神様で身代わり人形としてトイレを作る際に、水引にして埋める人形ということです。

おはぎを添えて便通がよくなるようにとの願いも込めて埋めるとのことでした。

 

最近ではマンション住まいの方も増え、埋められないのでケースに入れて

トイレに飾るところも増えたということです。

東京の台東区にある百貨店の女子トイレにも飾ってあり、パワースポットになりつつあるという話もあります。

金運アップには超大ヒットの宝くじ専用神殿も人気だそうです。宝くじ10枚もおまけでついてましたよ。

次に案内を受けたのは地元福岡県から。

【フリー工房もくもく】

木の温かみのあるおもちゃで、植物性で安心。

しかも、こちらの人気商品”こっこちゃん”シリーズは全て解体して組み立てることができます。

組み立ててから可愛い”こっこちゃん”が出来て引っ張ると動く、こどもたちにとって

こんなうれしい瞬間はないですよね。

作り上げる喜びを共にどうでしょうか?親子で、孫守で、

素敵な暖かい時間になること間違いありません。

お互い脳トレにもなりますし、こどもさんにプレゼントしたい一品ですね。

他にも面白そうな木のおもちゃがたくさんありましたよ。

次は長野県軽井沢から真田紐をアレンジした工芸品を作っている

【バッグギャラリーSHOW軽井沢】

のご紹介です。

真田紐(さなだひも)とは 縦糸と横糸を使い機(はた)で織った平たく狭い織物の紐のことです。

戦国時代は甲冑や鎧に使われて、合戦場所では動きが取りやすく、水や雪や泥の中で戦っても切れない丈夫に編みこまれた紐です。

去年のNHK大河ドラマ「真田丸」からも再び注目されたそうです。

他にはお茶や武道の世界でしか使われていなかった紐。

元々は革製品のバッグを作られていた職人が真田紐織元に紐のアレンジを相談されたそうで、そこから編み方を研究されて牛革と真田紐を組み合わせた作品が誕生したとのことです。

真田紐も触ると一見同じように見えていたものが、紐の染色の違いで幅や厚みが違うことがわかります。

見ていると簡単そうに見えますが、右手と左手は違う仕事をしており、

織り込んでいく様々な紐特徴のその差を 1ミリ以内にあわせて織り込んでいく、

そこに職人の技がありました。

本職の革製品のバッグ。写真向かって右は使用したもの。左は未使用のもの。

よその牛革とは違い下地まで染めているため水気も平気な仕上げとなっている。

使い込んでも割れやひびもなく、シミもなく使うほど柔らかくなりつやが出る。

素材から工程まで全て本物の日本仕様の作品です。

次は奈良県から

【染美堂】さん

シルク国産を使っての帽子がたくさんの種類ありました。

帽子にもたくさんの優しい仕掛けがあり、まずは軽くて飛ばない。

見えないところでサイズを調整できるものも。

返しがあってウィッグなどの縫い付けもでき、頭皮を隠したい女性の方、

入院中の方にも室内でも被れるため使用していただき、

元気になってからも被れるということで喜ばれているそうです。

他にも大判のストールからお洋服、ネクタイと多種豊富に商品がありました。

肌も呼吸をしているため、シルクだと蒸れず肌にも優しい。

その優しさが職人の奥様にも現れてました。

のりと水の中で ガラス棒を使って図柄を描くのは職人。墨流し染めという技法。

商品は全て一点仕立てとなります。

次に向かったのは地元福岡県

【靴の百足 -HYAKUTARU-】

パッと見て うちとわかるような 靴を作りたい!とは職人。

ヌメ革を主に使っており、革の色から作り方までオーダーを請け負い作っています。

こどもはサイズオーダー、大人は足形をとって作っているため、

本当に世界に一つだけの私のためだけの靴ができる。

履き始めは少々固めから履いていくたびに足になじむようになっていく。

そのために一枚のヌメ革で作っているそうです。

販売は福岡だが出身は大分とのこと。

初見、お店の名前をムカデと読んでしまったのですが、実際は「ヒャクタル」と読むそうで

お店の名前に込められた思いは「ヒャク」とは『何でも百回やると次のステージに進む』

「タル」とは『我ただ足るを知る』という言葉が好きで名付けたとのことでした。

そんな真摯な思いが作品からも伝わってきました。

他にも靴以外の革製品がありましたよ。

次は関西から、

大阪の伝統工芸【藤村トンボ玉工房】

現在3代目の藤村トンボ玉工房は創業から80年以上続いている。

トンボ玉とは近年よく見聞きしますが伝統工芸と認められているのは

こちらの藤村さんともう一店の2件のみだそうです。

ガラスに模様が入っていたらトンボ玉と呼ぶそうで、伝統工芸に認定されているその違いは、

色ガラスからガスバーナーで溶かして作っているというところとのことです。

透明ガラスを着色して火の上で水あめみたいにし、

ぐるぐると顔料を練りこんでいく。その技が職人のなせる技。

また火もこだわりがあり、炭火で作っているそうです。

独特の色目でキラキラしています。

花の模様はこのように別に作った花を火を使って埋め込んでいく。こちらも繊細な作業。

しまっている花が埋め込んで圧縮されることでガラス玉の中に入って花開く。すてきな瞬間!

島根のメノウなどの天然石とトンボ玉を組み合わせたものから、

トンボ玉だけを連ねたネックレスもありました。重量感に加え高級感がありますね。

H22年に「現代の名工」、H25年に「黄綬褒章」を受章しており、

何と20年ごとに行われるH25年の伊勢神宮の式年遷宮に際に由緒正しい

神宝としてこの藤村トンボ玉工芸にご指名がかかり、「5色の玉」を納められたそう。

本日は3代目職人の弟さんが初代の頃から身近で見てきたその歴史を語ってくださいました。

最後は地元福岡から

【マドモワゼル レイコ】

ブランドであり、一人メーカーであるマドモアゼル レイコは根強いファンがいるのも伺える。

パターンから作成まで一人で手掛ける職人はまた思いが一段と熱く、たくさんのことを語ってくださいました。

生産ラインで作られる帽子は、お店で被って気に入って買ったのに

家に帰って再び被るとなんだかあわない。

ずれる、頭が締め付けられる、おでこのファンデーションがついてしまう、

などの帽子に関するお悩みが一掃されるのがこちらの作品です。

もともと、洋服屋の娘さんだった職人が洋服が決まっても帽子がなかなか決まらない、

旅行に持っていくのに大箱が必要で不便などのご自身の経験から

それを払拭できる帽子があったらと帽子を探し続けた先に見つけた

自身が気に入る帽子を作ること。

『帽子はティアラ』とシャネルを尊敬する職人は語る。

帽子はその人のライフスタイル、ファッションスタイルがモノの考え方、その人を表わす。

その帽子づくりに対する職人の情熱がまた熱い。

帽子を作ることは命を吹き込むこととし、体調や気が悪いときには仕事をしてはいけないというこだわり。

パターンから拘る職人の作品は手にし、被ってみることで本当に納得のいくこと間違いなしです。

軽いだけでなく、どんな帽子も折り畳み、

被らないときはコンパクトにバッグに収納できる作りのものばかり。

被っていると、内側に綿100%の生地を使っており、通気性が良くて暖かい。

1年を通して被れます。求めてくださる方に出会うためにもお声がかかったら出かけて行かれるという。

2月には京都のお店に出店。

オーダーは半年待ちに及ぶ。お客様からは職人の気質ぶりに身体を案じられることも。

たくさんの帽子もかぶらせていただきましたが、

一番気に入ったものは職人が10年大切にかぶり続けているべレー帽でした。

ぜひ、こちらも出会いに行かれてください。

 

今回は以上で紹介を終わらせていただきますが、まだ、素晴らしい職人の皆様がいらっしゃいました。

全てご紹介できないことが残念でなりませんが、これを見ていただいたみなさんにぜひ、

この機会に職人に実際に会いに行っていただきたいと思います。

 

便利に気軽にともすれば使い捨ての時代だからこそ、

大切に長く使いたくなる道具や本物のアイテムに出会ってほしい、

そんな思いが深まった今回の取材でした。

全国の職人さんがお忙しい中、一堂に岩田屋久留米店 本館9階催事場に集まってくださってます。

年に1回の貴重なこの機会にぜひ、お出かけください。

【職人の技展】 1月18日(水) ~ 23日(月)  

 最終日は午後5時閉場

 岩田屋久留米店 本館9階催事場

 

・写真:福田なぎさ

商品のお取り扱い場所

岩田屋 久留米店 本館9階

催事場

岩田屋久留米店フロアマップを見る(新しいタブが開きます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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